2004年5月8日
【名野川から手箱山〜筒上山】 高知県本川村
1.806M 1.859m
新緑の秀峰「手箱山」〜「筒上山」を名野川からループで歩きました。
参加者は○山会のメンバー総勢8名。
7:00 松山出発。R11で西条市へ入り加茂川橋西の信号を右折しR194号へ。寒風山トンネルを
抜け高知県へ。
8:20 道の駅「
木の香」でトイレ休憩。8:35出発
長沢地区から石鎚公園線(県道40号)へ入り
長沢ダムの横を通りよさこい峠方面に進む。
道路沿いでは園芸種のオダマキやクリンソウが迎えてくれる。
9:10 本川村寺川集落の
氷室おおたび前通過。(松山から約2時間10分 距離約99km)
そこから約10分(約4km)で
名野川登山口到着。
9:35 出発。手箱山登山口の表示の左端に降り口がある。体力のある内にきついルートを上り、
下りは緩い道を歩こうとのことでループコースを時計回りで歩く計画だ。リーダ以外、このコースは
初めて。
登山口の直ぐ下にある橋は朽ちて通れない。一旦、河原に降り、対岸に渡り登っていく。
あと、二ヶ所朽ちた橋があるが同じく河原に降り対岸へ。時折ある古い赤テープを頼りに歩く。初め
植林帯でそのうち低い広葉樹や照葉樹の樹林帯になる。
数回、小休止を入れ11:00 1、306mの少し平になった場所へ。
高度を上げていくにつれシャクナゲの花も多くなり歓声。11:30少し長めの休憩をとりエネルギー
補給。
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シャクナゲの向こうに岩黒山 |
頭を垂れたツクバネソウ |
11:50 緩やかに開けたお花畑?らしき斜面に到着。バイケイソウやエンレイソウ、ヤブレガサなどが
目につく。沢には冷たい水が流れている。沢に沿って少し上り横切り、腰までの笹原に突入。
ほどなく、氷室大瀧方面からの道と合流。(
12:08)
そこからは、きれいに整備された手箱山への緩やかな上り。少し疲れも出てきて山頂手前の岩場は
結構きつい。
12:40 手箱山(1806m)の山頂到着。山頂は広く祠が祭られている。8名程度の高知県の女性
グループが食事を終え休憩していた。昼食の後、西側の笹の中にある3等三角点に行ってみた。
少し霞んではいるがここからのほぼ360度の眺望は素晴らしい。北方向には石鎚山〜岩黒山、
伊吹山、瓶ヶ森、西黒森、ジネンゴの頭(古い書物にはここを黒森山と呼んでいたとのこと)、東黒森、
伊予富士、笹ヶ峰などが見える。付近ではやっと芽吹きが始まったばかり。
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開花を始めたオオカメノキ |
筒上山への登山道からの手箱山 |
13:15 出発。
13:45 手箱越着。ここには修験道場がある。休憩もそこそこに筒上山を目指す。
13:55 鎖場下到着。順々に鎖やロープをつかんで上っていく。全員上りきって西側から廻り込み
14:13 筒上山北側のピークに到着。ここにも祠が祭られている。ここからの眺めもすばらしい。
石鎚山、西ノ冠岳、二ノ森、鞍瀬の頭、五代ヶ森への稜線が見渡せる。
14:25 下山開始。石鎚山を正面に見ながら祠の西側へと続く尾根道を下る。このコースも私に
とっては初めてのコースである。昨年は、カミさんたちはこのルートで下り、見事な花
(アケボノツツジやシロヤシオなど)を楽しんだが、今年は裏年か花付きがよくないようだ。
14:55 岩黒山から筒上山への登山道に合流。少し筒上山側へ上り返し水場で小休止。
冷たい水を飲み顔を洗って気持イイー!すこし、上って名野川への分岐。(
15:05)
ここからの下りは広くて大木の落葉樹林帯。今、ちょうど新緑が綺麗な時期。
最高に気持の良い下り道。よく整備されていて歩きやすい。
秋にも素晴らしい紅葉が見られるだろう。ちょっと、寄り道をしたくなるほど素晴らしい。
高度が下がるにつれ常緑樹や落葉樹の混ざった樹林となる。シャクナゲも時々見られる。
快調?に下りて
16:00には名野川登山口へ降りていた。
少々、下りが長く疲れた。
何とか、お天気も持ち、初めてのコースを楽しめた一日でした。
●本日出逢った花
(草花)ワチガイソウ、エンレイソウ、コガネネコノメ、ミツバテンナンショウ、ツクバネソウ
コミヤマカタバミ、フモトスミレ、ヤマエンゴサク
(木に咲く花)アケボノツツジ、シャクナゲ、ウツギ
●本日のコースタイム
名野川登山口−(約3時間5分)−手箱山−(約30分)−手箱越−(約30分)−筒上山山頂ー
(約30分) −筒上ルート合流点−(約55分)−登山口
●アクセス(松山〜寒風山トンネル経由 名野川登山口まで)約103km)
松山−R11経由(49km)−加茂川橋西詰−(約15km)新寒風山トンネル入口−(約18km)−
−長沢(石鎚公園線) (約17km)−大瀧展望所−(4km)−名野川登山口