2004  八ヶ岳・鳳凰山へ   7/25〜30
 第2日目 7月27日  
          ☆☆赤岳鉱泉〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜美濃戸山荘☆☆ 天候:晴れ

 前日、赤岳鉱泉の支配人に我々の予定コース(阿弥陀〜赤岳〜硫黄岳を一日で廻る)の確認
をすると「それは、通常2泊3日で行くコースですよ!」と言われ、ゆっくりするため阿弥陀岳を外し
直接、赤岳へ登るコースに変更。(文三郎ルートは歩く人も少ないから避けたほうが良いらしい)

 
4:55 「赤岳鉱泉」出発。「行者小屋」まで約45分の行程である。小屋からの道は前日確認
しておいた。少し行くとヘリポートがあった。最近は、どこもヘリを利用しているようだ。
途中にある「中山乗越」から展望台へは約10分とあるが、その程度では行けそうもないので
パス。ここから少し下って5:40「行者小屋」到着。(ピッタシ)

 小屋周辺からの景色を堪能しながら小休止。
 
 ここから、計画変更した「地蔵尾根」コースを登る。

 少し歩いて朝食にした。



  ← 「行者小屋と阿弥陀岳

 

 食事の後、上り始める。だんだん急登になってくる。鉄梯子やクサリ場を歩く。
後で、横から見ると結構きつい斜面であった。イワウメやイワヒゲの花のあとが見られた。

かなり急勾配の階段 横岳方面が真近に見えてくる

 7:30 やっと「地蔵仏」に到着。このコース途中と上に地蔵さんが祀られている。朝食を摂った
とはいえ、かなりタイムオーバー。ここから約5分で「赤岳展望荘」につくがチシマギキョウやコゴ
メグサを見つけまたもやスローモード。二人だけの山歩きだからできる贅沢。

 休憩もそこそこに赤岳山頂を
 目指す。
 かなり急な岩や石の上りである。
 尾根の両サイドにはロープが引か
 れ植物の保護がされている。

 頂上は、すぐそこに見えるが一気
 には登れない。
 花があればなお更である。
尾根の手前のコブのように見えるのが
赤岳展望荘. 右手は赤岳。その山頂に
赤岳頂上小屋がある
赤岳展望荘
別棟には風車の
発電設備があった

 8:35 「赤岳」(2899m)山頂着。やっと来れた!!周囲の眺望もすばらしい。天気が良ければ
富士山も望めるというがあいにく遠方は霞んで見えない。8:55下山開始。
 9:25 赤岳展望荘へ降りる。下りだからと言ってもたやすくは降りれない。登ってくる人もいるので
落石を起こさぬよう慎重に歩く。少し休憩の後、横岳を目指す。

今から向かう横岳方面、いくつもの
ピークを越えて行く
横岳への途中から赤岳を振返る
手前の花はイブキジャコウソウ

 ゴツゴツした岩山を歩くこと
 しばし。もう横岳か?と思いきや
 標識は無し。表示は無いが左の
 最高点が横岳と思い込み昼食。
 
 再び歩き始め
 最後のピークに
 「横岳」(2829m)の標識。
 12:30着。
横岳山頂手前の最高点 最も奥にあり「横岳」の標識のある山頂

山頂付近で、硫黄岳山荘の手前の赤茶けた斜面にコマクサの群生があるとの情報に心はずませ
歩く。
途中、昨日出会った82才の方に再会。彼は我々とは逆のコースで展望荘に泊るとのことだった。
彼が期待したウルップソウは既に終わっていた。別れを告げ下っていくと赤茶けた斜面にピンクの
かたまりが多数。しゃがんで横から見るとピンクの帯。コマクサの見事な群落であった。
ただ残念なのは、今年は花期が少し早すぎたようであった。



コマクサの群落が見える
左から横岳、
赤岳、
右端:阿弥陀

(硫黄岳への
途中より)
硫黄岳の広大な
爆裂火口

13:45
 「硫黄岳」(2760m)。振返れば阿弥陀岳〜横岳へと続く八ヶ岳の山々が見える。

お天気に恵まれ楽しい山行が出来た。名残惜しいが時計が気になる。今日は,美濃戸山荘まで
降りなければならない。早々に硫黄岳を後にした。 途中から硫黄岳を振返れば7つのケルンが
長くきついスロープに点々と見え道案内をしている。途中から樹林帯に入り淡々と下りる。

15:00 赤岳鉱泉着。

生ビールで乾杯(実にうまーい!)。置かせてもらっていた荷物などを引き取り 
15:20 下山開始。
17:00 美濃戸山荘着。


▲花の山を歩こう TOPへ ▼八ヶ岳で見られた花
▲山の花一覧へ ▼鳳凰山で見られた花 ▼次(3日目)へ

inserted by FC2 system