(アシニボイン・ロッジとレイクルイーズ 9日間 )
期 間 2000.6.22(木)から6.30(金) 現地7泊
ツアー会社 アルパインツアーサービスKK
■1日目 6/22 (木) 12:20 松山−名古屋便で13:20到着。シャトルバスで国際線へ。
ダイヤの遅れもなく心配した集合時刻に十分間に合う。
14:05 受付けで、出入国申請書、税関申告書、搭乗券、旅行傷害保険等を
受取り福岡からの4人と落合う(初対面)
受付けで機内預入れ荷物の時間を確認し、ひとまず荷物を預けた。
その後、出国審査、手荷物検査の後、搭乗口へ
16:05 名古屋出発(CP010便、カナディアン航空・JAL共同運行)
天候F 8:45 バンクーバー着(現地時間) 所要約9時間
入国審査を受けいよいよカナダへ。ここで現地係員およびツアーリーダ゙の出迎え
をうけた。ツアーリーダ゙の名前は志水三智子さん。
両替をしたり食事をしたり・・荷物はカルガリまでOK。
11:30 カルガリ行きエア カナディアンAC208便にて出発。
13:53 カルガリ着。
14:36 専用車でレイクルイズ村(LAKE LOUISE)へ約200km。運転士:ヨコゼキ君
16:55 ホテル(マウンティニアロッジ:Mountaineer lodge)到着
夕食は近くのレストランにて。この辺りのホテルは食事が無い様子。
■2日目 6/23(金)
☆☆モレン・レイク(1,884m)展望ハイキング☆☆
朝食(7:30)までの間、外に出てビクトリア氷河方面の写真撮影。
Mt.ビクトリア山頂までくっきりとはいかないが、まずまずの天気。
9:00 大型タクシーバスにてホテル出発。約13kmでモレンレイクへ。天候F
9:30 モレンレイク(MORAIN LAKE)到着。まず先に(早朝の方が湖面に
(雲が多め) 波が立たない)湖が見える小高い駐車場近くの岩場に上る。
テン(10)ピークスが湖面にくっきりと映っている。湖の色は氷河特有の緑。実に感動
的な素晴らしい眺め。絵葉書、パンフレットにも出てくる景色で,またカナダの20j札の裏面
を飾ったこともあるとか。
10:00 休憩の後、ラーチバレーへ向け出発。途中、トウヒとモミの違いについて志水
さんから説明あり。固い葉で触って痛いのがトウヒ。平たい葉で痛くないのがモミとの
こと。
12:00 ラーチバレー(Larch Vally)へ到着。昼食。ここからはテン(10)ピークスが
見渡せるが、先のモレンレイクからは10個すべては見えない。
13:00 昼食後、更に奥へ雪を踏みしめながら登った。咲いていた花はウエスタンア
ネモネと、アルパインバターカップ(黄花でキンポウゲ゙に近い)。
ラーチバレーより更に奥に行って標高約2、400mの位置に立った。前方には左から
エッフェルピーク、中央にピナクルマウンテン。右にマウント・テンプルをを仰ぎ見る。
共に3,000mを超えており中でもマウント・テンプルは3,543mである。左面には、
テンピークスが全て見渡せる。
少し雲がかかっているが素晴らしい眺めである。かって、俳優みなみらんぼう?が、
この場所を50個分のアルプスと言ったとか?しかし彼はここまでは雪が多くて来て
いないらしい。雪が眩しい。
14:15 下山開始。途中のラーチバレーを15:00に通過。
16:00 モレンレイク・ロッジ前、到着。
17:00 ホテルへ戻る。
夕食までの間、近くの土産物売り場で写真集を購入したり、散歩。
【ホテル近くで見た花】
・ゴゼンタチバナ、オオタカネバラ、ウサギギク、ヤナギラン、ウインドビューティ(ピンク)など
【ホテル近くで見かけた小動物】
地リス(地中に穴を掘って暮らしている)
■3日目 6/24(土)
☆☆ビクトリア氷河と山上の湖巡りハイキング☆☆
雪が多いため当初のコース(ティーハウスまで)へ入れずその一部のみ。
ゆっくりの出発となった。朝 雨。朝食までの時間、付近の散歩(傘をさして)。
10:00 ホテル出発。
10:30 レイクルイズ(Lake Louise)到着。
トイレ休憩の後、出発。少し歩くと有名なレイクルイズホテル前へ。
霧にかすんだビクトリア氷河と湖。それでも写真のような氷河独特の色の水を
満々とたたえていた。左に見える山がフェア−ビュー・マウンテン。(2,744m)
正面の氷河がビクトリア氷河、そこに見える山がマウント・ビクトリア(3,464m)
レイクルイズ゙の右岸よりレイク・アグネスを目指す。途中のとレール(Trall)からも
湖が見え隠れし素晴らしい。
11:40 みぞれ混じりの雪の中、ミラーレイク到着。立ったまま小休憩。
12:20 レイクアグネス(Lake Agnes)到着。(2,134m)雪のためティーハウスの
人に交渉して中で昼食(ティだけ注文、弁当持込み)
(通常、弁当持込みはダメ。雪が降ってるし客も丁度少なくなったため、
OKが出たようだ)ちなみに、このハウスへの食料は馬で運んでいる。
Tea House近くに馬が三頭つながれていた。
Lake Agnesの左の山。Big Beehiveと言うそうな。形が蜂の巣に似てい
る。近くには、Little Beehiveと言うのもある。Big・・は2、270m。
13:20 下山開始。
14:30 シャトー・レイクルイズ前まで降りた。自由行動。
15:20 バスでバンフ(BANFF)へ。ホテルはDINASY INN
19:00 レストラン”ピッチーノ”で夕食。
■4日目 6/25(日)
☆☆アシニボイン・ロッジへの移動☆☆
8:00 朝食。あと暫く自由行動。
11:00 専用車でシャークマウンテン・ヘリポートへ移動。4名のみキャンモアの
ヘリポートから入ることとなった。専用バスで先に降し、山道をシャーク
マウンテン・ヘリポートへ走った。途中の景色も見ごたえがあった。
13:00 シャークマウンテン・ヘリポート到着。6名ずつピストン運送。3、4番目の
飛行となった。生まれて初めての経験である。とても素晴らしく、かつ雄大
な景色に大感動であった。約10分程のフライトであるが、もう、最高!!
少し雲が多いもののMt.Assiniboineがすぐそばに見える。シャーク
マウンテン・ヘリポートではロッジのアンドリューが客の搭乗の手伝いを
していた。ロッジ側では、セップさんとバーブさん夫妻が出迎えてくれた。
部屋割りをくじ引きで決めた。
私どもの部屋は”マウンテン・エイブン”(和名:チョウノスケソウ)。
メインロッジの二階の山(Mt.Assiniboine)側。最高の部屋。窓から
一日中山が眺められる。ティータイムの後、付近の散策。
アシニボイン ロッジから見る
Mt.アシニボイン(右)
Mt.メイゴック(中)と
タワーズ(左)。
ロッジはレイク・メイゴック湖畔に
建っている。
【設備概要】
・ ロッジの標高:2,165m。Mt.Assiniboine標高:3,618m
・メインロッジ(6室)、ダイニングロッジ、キャビン数棟、シャワー棟 トイレ棟(2)
その他オーナー、従業員等のロッジ等がある。
メインロッジの1Fはリビングでティーなどを頂ける。同時に宿泊 できるのは、
約30名のみ。この1kmほど先にキャンプ場もあるがとにもかくにもこの辺りに
入れるのは30人程度である。
日本の山小屋とは大違いである。、メインロッジ゙のトイレ水圧が弱いので紙は
備え付けの缶に捨てる。外のトイレ自然浸透式。紙もそのまま使用できる。
スタッフは、オーナーのセップ・ラナーさん、奥さんのバープさん、子息のアンドレー
さん、娘さんの友人の女性3名、カナダ初の有名な山岳ガイド ケン・ジョーンズさん
(今年90歳になる風格のある髭を蓄えた優しい目をしたおじいさん)
18:30 夕食。ワインやビールがある。別会計。料理は、とてもおいしい。ワインは
白がカナダ産、赤がチリ産。特に氷河の水で作ったビールがおいしい。氷河の水で
作ったというコカニー(Kokanee)という銘柄がスッキリしておいしかった。メニューは
サラダ、バテステライス、サーモン(ペパーソース)
■5日目 6/26(月)
☆☆アシニボイン周辺ハイク【オグ パス:OG Pass】☆☆
天候晴れ。朝食までの間、周辺散策。朝日にあたるマウント・アシニボインを激写。
8:00 朝食。その後、昼食の材料がテーブルに並べられ各自サンドイッチを
作る。
ペットボトル等にはレモネードやオレンジジュースを入れ、果物はリンゴ、オレンジを
もらって弁当のできあがり。水筒をかごに出しておけばお湯ももらえる。
9:30 ハイキングスタート。今日のガイドはセップさん。目的地:Og Pass
ゆっくり歩いて時々休んでくれた。写真をとる我々には有難い。
花:ホワイトグローブ・ッフラワー(キンバイソウの仲間)、カナダアネモネ(ノーザン・
アネモネ)、スプリング・ビューティー(セップさんが採って口に入れた。甘くて、
熊が喜んで食べるらしい。)カノコソウ(花はまだ)
11:30 ねずみのトイレを見つけて説明してくれた。入口付近にオレンジ色の粉が
あった。
12:16 OG PASSの少し手前の眺望のいい所で、昼食。各自ロッジで作ったサンド
イッチ弁当を食べた。谷の奥に見えるのがオグ マウンティン(2,873m)、右手前が
ケープマウンテン(Cave Mountain)
12:55 出発。
13:20 OG PASS到着。帰りはセップさんの秘密のルート経由オグ・レイクへ。
イエロー・ドライバー(ナンブイヌナズナの仲間)が咲いていた。黄と白がある。
ここからもアシニボインは素晴らしいパノラマ景観をみせてくれる。セップさんの秘密
のコースを通って下山。大きな雪渓を滑り降りる様に彼は降りた。皆も続いて降りた。
降り切るとオグ・ レイクが見えてきた。セップはここで夕食の準備のため先にロッジに
帰った。OG Lake周辺で写真を撮ったりしながら、ゆっくりとロッジへ。
17:10 ロッジ着。随分とゆっくりだった。ビール(Kokanee、Big Rock)と、おつまみ
(キングサーモン巻)がとてもおいしかった)で乾杯。最高に気持ちがよかった。歩行
距離16kmとのこと。結構疲れたが楽しかった。
18:30 夕食。メニューは、パン・スープ・ワイルドライス(黒っぽいがおいしかった。
食感はヒジキ)、赤かぶ(ビーツ)とかぼちゃのサラダなど。
■6日目 6/27(火)
☆☆アシニボイン周辺ハイク【ナブレット】☆☆
天候晴れ 9:35 出発。今日のガイドは奥さんのバーブさん。
雪道の緩やかな登りを歩く。10:50アシニボインが見える谷間の丘で休憩。ドラモンド・
アネモネ(外がブルーがかった白色)が見つかった。その後、雪の無い丘状のところを
登った。
12:00 ナブレット到着。360度の展望が素晴らしい。ここまでに出会った花:
Puple Saxi Frunge(紫小花)、モス・キャンピヨン、オヤマノエンドウ、マウンテン・
ヒース(エゾツガザクラの仲間で紫かかった色)など。
ナブレットからの眺望
今までに見たことの無い光景に
感激。
360度の大パノラマである。
見える湖:ロッジ近くのレイク・メイゴック、サンバースト・レイク、セルリアン・レイク
エリザベス・レイク。ナブレットの山頂にはまだ雪。その先のNUB PEAKへはヤセ
尾根(雪ピになっていた)を通るのだが危険。残念だがあきらめた。
昼食を摂りながらのんびり。ここからは、ケン・ジョーンズを真近に見ることができ
る。帰りはサンバーストの方角にガレ場を降りた。途中アンモナイトの化石等も見る
ことができた。他に花は、チョウノスケソウ。今日も、素晴らしいハイキングであった。
食後、飲み物の清算。ビール5C$(\350〜400)、グラスワイン7C$(\560)
ボトルワイン27C$。
■7日目 6/28(水)
☆☆アシニボイン周辺ハイクと移動☆☆
8:00 朝食
9:30 荷物整理。赤テープ(キャンモア行)を目印に付けた。ちなみに、前回シャーク
ヘリポートから来たメンバーは今回キャンモアヘリポートへ行くこととなった。両方の
コースを体験できて非常にラッキー。ヘリ出発迄の間で2時間程度のミニハイキングに
セップさんが案内してくれた。場所はコートリ メドウ(草原)方面。ホワイトグローブ・゙
フラワー、スプリング・ビューティ、バターカップ、リュウキンカの仲間、シオガマの仲間
等など花畑と言うにふさわしい今までに見たことのない大群落であった。
近くには森林警備のレンジャーの小屋などもあった。
11:30 ロッジに戻る。後は、ヘリの順番待ち。ゆったりと名残を惜しんだ。
先にシャークヘリポート行きの5人を見送り、最後に我々の番だ。いよいよセップさん
一家、アシニボインともお別れだ。ヘリはレイク・メイゴック方面から右旋回しながら
上空で、もう一度アシニボインが見えるよう止まって旋回してくれた。ヘリのパイロットは
女性。ヘリの乗り心地は最高。ロッキーの尖った、雪を戴いた山並みが眼前からはるか
遠くまで続く。夢中でビデオをまわした。途中で手がだるくなる。すばらしい景観だ。
岩山の隆起したときの様子が判るような大きくうねった模様が手に取るように見える。
また、大きくずれた断層、尖った尾根等など言葉にならない感動があった。
興奮が覚めないうちにキャンモアに付いた。ここで先に出発したグループと合流。専用
車でバンフへ。15:20 バンフ着。チェックイン後、夕食までの間、街を散策。
ボウ川近くの公園管理事務所まで行った。川は結構水量があり、廻りの景色にとけ込ん
でなかなかGOOである。近くのインディアンショップで買い物をしたり、また、大橋巨泉が
オーナーをやっている「OKショップ」でも買い物。日本人スタッフなので日本人客が多い。
街も又、日本人団体観光客が目立つ。
■8日目 6/29(木)
5:30 モーニングコール
6:30 スーツケースを室外に出して朝食、チェックアウト
7:15 ホテル出発。一路、カルガリ空港へ専用車で。運転手:田中君
空港まで約2時間。車窓からMt..スリーシスターなどが見えた。
10:50 カルガリ発 AC185便。荷物は最終名古屋受取り。
11:13 バンクーバ着(バンクーバー時間:カルガリとの時差−1時間)予定
実際、カルガリ発が約15分遅れで出発のため到着も遅れた。
国際線出発まで余裕はなかった。ガイドの志水さんともここでお別れ。多分、我々の
荷物の遅れもあってバンクーバー発が少し遅れた。”名古屋行の客は、急いで・・”の
言葉にトイレだけ済ませ急いで乗り込んだ。滑走路には飛びたつ順番待ちの飛行機が
並んでいるのが窓から見えた。CP009便12:20発の予定が13:00離陸。約9時間
30分のフライトである。途中、1回の夕食と軽食。昼なのか夜なのか??
■9日目 6/30(金) 14:37 名古屋空港着。
機内預入れ荷物を受取り、入国審査(緑のランプの方)を受け無事帰国。
外の7番バス停からJR名古屋駅へ。新大阪まで新幹線で出て更にバスで大阪(伊丹)
空港へ。ひとつ手前のJASには間に合わず、予定どおり19:05発の松山行に乗った。
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